志ののおすそわけ。

2人と22頭の家族の日記@京都

ミロ、卒園。

ついに、ミロの卒園の日がやってきました。


里親さまのお宅へは、車で1時間ほどの道のり。



何回乗っても、車はドキドキするよね。



大丈夫だからね。



10月にお見合いをしてから、
ずーっとミロのことを待って下さっていた里親さま。


お宅に到着して、ミロをキャリーから出すと、
案の定、暗いところに這って行ってしまった。




コード類なんかは、万一ミロが噛んでも感電しないように、
カバーを巻いて下さってます。

この籠城が長引くといけないので、
この後 用意して下さっていたケージうちと同じのでした☆にミロを移して、
大きな布でケージを覆ってもらいました。


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ミロとは、5ヶ月以上を一緒に過ごした。


今まで、これだけの長い期間一緒に過ごした園児は、他にいない。


ミロを保護したのは今年の6月。
ぜろの会で手術してもらうためにTNRをしている時で、
母親だけを先に捕獲してしまったから、
外に残されたミロが死んでしまう.....!! と、
ミロが捕まるまでは、たまらない気持ちでした。





ミロと白黒母さんを、初めて間近で見た場所。


ミロはこの植木と壁の間にいて、
大きな声で白黒母さんを呼んでた。




だから捕まってくれた時、ほんとに嬉しかったなーー。
でも捕まって、「もうこれで大丈夫!」と思ったのも束の間、
ひとりで取り残されている間にお腹が空いて
たくさんの植物の茎を食べてたようで、
その異物を嘔吐することが続いた。


嘔吐が治まったら、今度は下痢。


下痢の次は血尿。


ただの膀胱炎ではなく、原因不明の"特発性膀胱炎"と診断され、、
とにかく、ミロは何回も通院した。








ガクガクブルブルだった保護当初。





腹ペコだったから、ごはんは食べてくれたけど、





いつも怖がっていて、





それでも、
ゆっくりゆっくり




心を開いていってくれた。




保護からずっと通院の続いたミロに、里親さまが見つかるのか心配だった。
でも、
しぃとくぅの猫日記】のくぅ先生や、
豆のき徒然日記】のトラマメ様、
頼れる黄色いアニキや、
たくさんの方から応援していただいて....もうそれだけで私は胸がいっぱい。

実はずっとうちにいてもいいとさえ、思ってたんだけど。小声でね☆






テレビが大好きになって、





おもちゃでも遊べるようになった。






茶色い兄ちゃんも出来て、





プロレスも覚えて。




そんな時、
里親さまからの応募があった。

ミロが幸せであるために、 ミロに限らず
絶対にあってはならないことが、
"医療の放棄"

なので里親さまには、

病気になったこと、
膀胱炎が完治したとは言われていないこと、
これから先もまた膀胱炎が再発するかもしれないし、
もしかしたら、将来は下部尿路系の病気になるかもしれないこと、

私が予想出来る限りの"最悪の場合"を説明した。


里親さまの答えは、

「病気のことも含めて、ミロちゃんを家族に迎えたい。
 家族に迎えたいと思ったミロちゃんに病気があった、それだけのことです。」


それまでのメールのやり取りや、
実際にお会いして、
"この方達しかいない"と思った。






好きな場所、





お決まりのポーズ、





おじさんにも甘えられるようになって.....




ミロをそんな風に思って下さるなんて、
とっても嬉しいこと。


里親さま内定とさせていただいて、
後はお届けの日が来るのを待つばかり。


今までの保護猫達と同じように、笑顔で送り出せる、、
そう思ってた...。



















でも、そうするには、
思い出がたくさんありすぎた。





いつのまにか、本当にいつのまにか、





ミロは、








かわいい、



かわいいミロは、





我が家の一員になってた-----------------------------------------








わかってる。



さみしいのは私達だけ。



ずっと一緒にいれる家族のもとへ



ミロを送り出せるのだから、









ミロの幸せのために...




今日は笑顔で送り出せた。




ミロ、卒園おめでとう!!!