ついに、ミロの卒園の日がやってきました。
里親さまのお宅へは、車で1時間ほどの道のり。
10月にお見合いをしてから、
ずーっとミロのことを待って下さっていた里親さま。
お宅に到着して、ミロをキャリーから出すと、
案の定、暗いところに這って行ってしまった。
コード類なんかは、万一ミロが噛んでも感電しないように、
カバーを巻いて下さってます。
この籠城が長引くといけないので、
この後 用意して下さっていたケージうちと同じのでした☆にミロを移して、
大きな布でケージを覆ってもらいました。
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ミロとは、5ヶ月以上を一緒に過ごした。
今まで、これだけの長い期間一緒に過ごした園児は、他にいない。
ミロを保護したのは今年の6月。
ぜろの会で手術してもらうためにTNRをしている時で、
母親だけを先に捕獲してしまったから、
外に残されたミロが死んでしまう.....!! と、
ミロが捕まるまでは、たまらない気持ちでした。
ミロはこの植木と壁の間にいて、
大きな声で白黒母さんを呼んでた。
だから捕まってくれた時、ほんとに嬉しかったなーー。
でも捕まって、「もうこれで大丈夫!」と思ったのも束の間、
ひとりで取り残されている間にお腹が空いて
たくさんの植物の茎を食べてたようで、
その異物を嘔吐することが続いた。
嘔吐が治まったら、今度は下痢。
下痢の次は血尿。
ただの膀胱炎ではなく、原因不明の"特発性膀胱炎"と診断され、、
とにかく、ミロは何回も通院した。
保護からずっと通院の続いたミロに、里親さまが見つかるのか心配だった。
でも、
【しぃとくぅの猫日記】のくぅ先生や、
【豆のき徒然日記】のトラマメ様、
頼れる黄色いアニキや、
たくさんの方から応援していただいて....もうそれだけで私は胸がいっぱい。
実はずっとうちにいてもいいとさえ、思ってたんだけど。小声でね☆
そんな時、
里親さまからの応募があった。
ミロが幸せであるために、 ミロに限らず
絶対にあってはならないことが、
"医療の放棄"
なので里親さまには、
病気になったこと、
膀胱炎が完治したとは言われていないこと、
これから先もまた膀胱炎が再発するかもしれないし、
もしかしたら、将来は下部尿路系の病気になるかもしれないこと、
私が予想出来る限りの"最悪の場合"を説明した。
里親さまの答えは、
「病気のことも含めて、ミロちゃんを家族に迎えたい。
家族に迎えたいと思ったミロちゃんに病気があった、それだけのことです。」
それまでのメールのやり取りや、
実際にお会いして、
"この方達しかいない"と思った。
ミロをそんな風に思って下さるなんて、
とっても嬉しいこと。
里親さま内定とさせていただいて、
後はお届けの日が来るのを待つばかり。
今までの保護猫達と同じように、笑顔で送り出せる、、
そう思ってた...。
でも、そうするには、
思い出がたくさんありすぎた。
いつのまにか、本当にいつのまにか、
ミロは、
かわいい、
かわいいミロは、
我が家の一員になってた-----------------------------------------
わかってる。
さみしいのは私達だけ。
ずっと一緒にいれる家族のもとへ
ミロを送り出せるのだから、
ミロの幸せのために...
今日は笑顔で送り出せた。
ミロ、卒園おめでとう!!!