志ののおすそわけ。

2人と22頭の家族の日記@京都

2013 1月 のら猫手術。 ボンちゃん

新年明けまして、捕獲初め。

先週の木曜日はそうでもなかったんですが、
金曜日からの寒かったこと...!
連日雪が降っていました。





まだ寒さがマシだった木曜日

自宅庭で黒白♂

3ヶ月前ぐらいから遠吠えしながらウロウロしていて、喧嘩ばかりしていた子。
先月までは捕獲器に見向きもしなかったのに、
今回は設置後すぐに掛かってくれました。

ウメママさんへ報告メールをすると、
この日の朝 黒白はウメママさん宅の庭で
キジ母さん(手術済・雪の母)とトラちゃん(去年の5月に手術した茶白)に睨まれて
ショボン、、としていたそうな。

「おなか、ペシャンコじゃない?」

捕獲した時にはわかりませんでしたが、
翌日麻酔が効いて横になっている黒白のおなかはペッチャンコでした。
発情中の雄猫はろくに食餌をとらず水も飲まないで、雌猫を探し歩きまわって喧嘩をするそうです。
最近ではアオォーーーン!アオォーーーン!という遠吠えが悲鳴のように聞こえていました。

よくぞ捕まってくれました...。





そして木曜日の夜

先月から行った現場で狙っていた女の子!
エサやりさんと話をすることが出来て、捕獲に協力してもらえました。

捕獲器に入ったらドキドキしてしっぽがボン!!
翌日も手術前の鎮静を打つ時にドキドキしっぽボン!!
かわいい顔のボンちゃん命名(=v=)


まだ若いボンちゃんのおなかには、宿ったばかりの命が...。


この寒空の下、無事に出産なんてことはあり得ません。
エサやりさんは野良猫の数や顔は認識されていませんでした。
妊娠・授乳中は普段の3倍の食餌量が必要、、そんな十分な食べ物も無く、
約2ヶ月の妊娠期間、
出産から次に発情・妊娠するまでの1ヶ月間、
ボンちゃんは命を削って子育てをしていたことでしょう。

うちの子達と何も変わらない、愛らしい猫です。
違ったのは生まれた場所、運良く(悪くないない;)ニンゲンに捕まった猫と、
そうでない猫ということだけです。

この仔に、野良猫なんだからしょうがない。なんて、私には言えません。


次に宿る時は、しあわせに暮らすお母さんのおなかに...ごめんね。





ボンちゃんの捕獲の後、
あねこさんがくろ松を保護された、私の元職場周辺へ。
また生まれているのかもしれない...
でも残念ながら、あねこさんも駆けつけて下さいましたが、捕獲は出来ませんでした。





金曜日はボンちゃんの地域と、ニゴさんごマンションへ。
春川さんから聞いていたのですが、
マンションの敷地には「猫にエサをやらないで」と、
そこいらじゅうに札が貼ってありました。
マンションの住人でないニンゲンが、
後片付けもしない、マナーを守らないエサやりをした為です。

ニゴさんごの姉になるチビ太も、
少し前、白猫とのケンカに負けた土建屋父さんの姿も見ることができませんでした。

他所でごはんを食べてれていますように、、祈ることしか出来ません( p_q)





土曜日はボンちゃんの地域へ。
明るい時間から吹雪いてきて、
こんな天気じゃ出てきてくれないかなー

あと5分、
あと10分、、と
ズルズル待っていたら掛かってくれました!


若く立派な茶トラ♂
ありがとう。


本当はこの日 ボンちゃんをリリースする予定でしたが、ひどい吹雪。
茶トラを連れて帰って、だめ元でボンちゃんにごはんを出してみました。

すると、コソコソっと...食べる♪
捕獲器の中でシーツにおしっこもしています。
なんとかシーツを取り替えて、もう一晩泊ってもらうことにして、
翌 日曜日の昼間にリリースしました。




以上、今月は3頭です。

ほんっとに寒い3日間でした。
でも風邪なんか引きませんよ?○○だもんで(*´ε` *)
ね、志の


あ、ボンちゃんはリリースの時もしっぽがボン!でした( ´艸`)